それって雨男?なんてふざけた印象を最初は持ったんです。「I come with the rain」


以下ネタバレです。感じたことを羅列しただけになってます。すみません^^;




*****




いろいろ強烈な映画でした。まさかあそこまで宗教色が強いとは思いませんでした。いや、別に不快ってことじゃなくて。だってあの傷とか、どこかで聞いた言葉とか、十字架とか、誰が見ても分かりますよね。パンフの表紙や裏表紙もあのデザインで、「Father!」の字幕も「お父さん」じゃなくて「父よ」だもの。

自分の傷の深さに気づいていないけど実はぼろぼろなドンポ。受けた傷に苛まれながら生きているクライン。他人の傷まで受け入れて救いながら自分は血まみれのシタオ。三者三様の苦悩は見ていてそれぞれに痛ましかったけど、一番哀れに思えたのはドンポでした。なんて表情をするんだろう。リリにすがった時の、あの、どうしたらいいのかも、どこに行けばいいのかも分からなくて途方に暮れた子供のような顔。まさに迷える子羊だと思いました。

シタオがキリストなら、お父さんは主か。そのお父さんを演じたのは誰なのか、今頃気になってます^^;。
伝道者みたいなあの男性も、キリストの弟子みたいな立ち位置なんでしょうか?
連続殺人犯の「作品」、似たようなのを何かで見たことがあるような気がするんだけど、思い出せない……って気になることばかり^^;
グロ? あんなもの、交通事故の現場に落ちていた1本の指の衝撃にすら及ばない。しょせんは作り物。

「何をやってもキ〇タク」 なんじゃない。 「何を見ても、『何をやってもキ〇タク』 としか言えない」 だけ。それだけ言ってりゃものを知ってるように見えると思ってるだけなんでしょう。
だって、同じものを見て、凄くいろんなことを考えていろんなことを受け取ってる人が大勢いるんですから。
「何をやっても~」で済ませる人は、自分にはそれしか言えないんだってことを自覚してほしいですよ。
5年前の「砂の器」でも思いましたけどね(笑)。

自分としては、これはこういうことを言おうとした映画だ、みたいな結論は出さなくてもいいみたいだなと思いました。感じるか感じないか、でいいや。
同じものを食べても、甘味に気づく人もいれば、苦味を感じる人も、熱さばかりが気になる人もいる。
きっとねぇ、見た人がその時一番必要としているものが残るんですよ。

私には、あの「シタオの手」だったんだと、勝手に思ってます。


最後にどうでもいい感想。
イ・ビョンホンと松山ケンイチって同じ系統の顔だわ……(笑)




いやぁ、何かプスッと刺さりましたよMAYUKOさん^^;
まずい。もう一度見たい。←あ
そんなふうに開き直る今日この頃。

感想はあっちに書こうと思ってるけどまとまらない「ICWR」。
シタオが引き受けるのは体の痛みだけじゃないんだね。
差し伸べられた彼の手を、早く取りなさい、早く、早く!!と思いながらドンポを見てた。



いろいろ考えれば泣けてくることもあるけど、もういい、と思おう。
何が出来なくなっても、何を忘れても、病気のせいだ。
そのことを悩む気持ちも抱えずにいられるなら、きっとその方が本人にとっては幸せだろう。
それを、良かったと思えばいい。
まだまだ普通に話が出来る。こっちが気をつけていれば日常のことも大丈夫。


私はあの時、ドンポと一緒に、シタオに手を握ってもらったのかもしれないな。

映画2本

2009年5月4日 映画
赤壁その2。先月見たんですけどね。なんと言いますかもう。

殺しすぎ。

それが戦争と言うものなのでしょうが。
正直言って後半は震えてしまいました。
もうやだこんなの。みんな逃げろ早く逃げろ。こんな死に方するな。
そんな言葉が頭の中をぐるぐる。泣きそうでした。
それでもね、本物の記録映像や写真の衝撃には敵わないんですけどね。
孫権と尚香のほほえましい雰囲気と、魯粛のキャラクターに救われました。
突っ込みたいところも多かったけど、何と言っても曹操の扱いがあんまりでしたね……。

扱いで思い出した。関羽役のバーサンジャブさんって、NHK大河の「北条時宗」でクビライ・カーンを演じた方ですよね。パンフで名前見て驚きました。こちらはかっこいい見せ場があって、いい扱いでしたわ(笑)。
獅童さんもなかなか美味しい役だったし。
ちなみに私が三国志の中で好きなのは趙雲と孔明です。てへ。

あと、「Wall-E」も見ました。えーと一応ネタバレ注意です。

Eveって探査ロボットじゃないんですか? 動くものに対していきなり攻撃って乱暴すぎません? 生命体だったらどうすんの。
これはおとぎ話だねぇと思いながら見終わって、今も残っている印象はと言いますと。

Eveってクリオネみたいだなーって。攻撃対象を発見した瞬間の豹変ぶりなんか特に……^^;。

私は貝になりたい

2008年12月13日 映画
私は貝になりたい
先日やっと見て、別ブログにどうにか感想を書きました。
http://waga218.blog36.fc2.com/blog-entry-1201.html
気が付くと、あの作品のことを考えています。
それでいいんですねきっと。

「なぜ今この作品なのか分からない」って感想を某所で読んだんです。
そういう人に逆に訊きたい。
なぜ、今ではいけないの。
区切りの年でなきゃ駄目なの?
夏の風物詩にすべきだとでも言うの?
時期なんて関係ない。

画像はあの映画とは関係ないけど、無関係でもないかな、と。
偶然見つけて、思わず保存してました。

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